長島ダム観光ガイド|見どころと楽しみ方

長島ダム

長島ダムとは?基本情報と魅力

長島ダムは静岡県榛原郡川根本町に位置し、大井川水系に属しています。このダムは重力式コンクリートダムで、堤高は109.0メートル、堤頂長は308.0メートルあります。総貯水容量は78,000,000立方メートルで、洪水調節や不特定利水、灌漑、上水道の供給を目的としています。

長島ダムの最大の魅力は、その壮大な規模と美しい景観です。ダム周辺には多くの観光スポットがあり、訪れる人々を魅了します。特に、ダム湖である接岨湖は四季折々の風景が楽しめます。

また、長島ダムは地域に開かれたダムとして、見学施設や遊歩道が整備されています。これにより、ダムの構造や機能を間近で見ることができ、学びの場としても最適です。長島ダムは、自然の中でのんびりと過ごしたい人や、ダムマニアの方々にとって、必見の観光地です。

長島ダムの歴史と目的|治水と利水の役割

長島ダム

長島ダムは1972年に着工し、2002年に完成しました。ダムの建設目的は、大井川流域の治水と利水を賄うためです。洪水調節のために、ダム地点の計画高水流量を毎秒6,600立方メートルから毎秒5,000立方メートルに軽減します。

これにより、下流域の洪水被害を大幅に減らすことができました。また、河川維持放流を行うことで、大井川の正常な流量を維持し、農業用水や上水道、工業用水の供給も行っています。これにより、地域の産業や農業、日常生活に欠かせない水資源を安定的に提供する役割を果たしています。

長島ダムは、大井川の豊かな水資源を活用し、地域の発展と安全を支える重要なインフラです。ダムの建設によって、地域住民の生活がどれほど豊かになったかを実感することができます。

噴水ショーと水のショー|長島ダムの見どころ

長島ダム

長島ダムでは、噴水ショーが行われており、訪れる人々に楽しさと驚きを提供しています。特に、ダムの上流側で行われる「水のショー」は一見の価値があります。噴水がリズミカルに踊り、水しぶきがキラキラと光る光景は、とても美しいです。

長島ダムの噴水ショーは、子供もとても喜んでいました。特別な思い出を作る絶好の機会です。噴水ショーのスケジュールは事前に確認することをおすすめします。

ゴールデンウィークの長島ダム訪問|体験レポート

長島ダム

ゴールデンウィークに長島ダムを訪れました。その時期は、多くの観光客で賑わっていました。ダムに隣接する建物は閉館していましたが、少し下ったところにある「ダムの駅ふれあい館」では、さまざまな体験ができました。

ふれあい館では、ダムカードやダム印をもらうことができました。ダムカードは、ダムを訪れた記念としてコレクションするのにぴったりです。また、ダム印は、自分でスタンプを押す形式で、2種類ありました。家族で訪れた場合は2種類もらえるので、お土産にも最適です。

訪問時には、周辺の観光スポットも楽しめます。長島ダム周辺にはトイレや休憩スペースも整備されているので、ドライブの途中で立ち寄るのにも便利です。

長島ダムカードとダム印|コレクションの楽しみ

長島ダム

長島ダムを訪れる際の楽しみの一つに、ダムカードとダム印の収集があります。ダムカードは、ダムの基本情報が記載されたカードで、訪れた記念として人気があります。特に、ダムマニアやコレクターにとっては必須アイテムです。

長島ダム以外にも、浜松の佐久間ダムや船ヶ谷秋葉ダムのカードも手に入れることができました。これらのカードは、各ダムのふれあい館や管理事務所で配布されています。コレクションの幅を広げるために、ぜひ訪れてみてください。

ダム印は、長島ダムと書かれた紙に自分でスタンプを押す形式です。スタンプのデザインは2種類あり、一人で行った場合は1種類、家族で訪れた場合は2種類もらえます。ダム印は、訪れた記念としてだけでなく、コレクションする楽しみもあります。

アプト式電車で巡る長島ダム|アクセスと見所

長島ダム

長島ダムへのアクセスは、大井川鉄道のアプト式電車がおすすめです。この電車は、急勾配を登るための特別な仕組みを持っており、観光列車としても人気があります。長島ダム駅から寸又峡まで続く路線は、自然の中を走るため、車窓からの景色も楽しめます。

アプト式電車は、電気機関車が客車を押し上げる方式で、急な斜面でもスムーズに移動できます。このユニークな乗り物は、子どもたちにも大人気で、家族での観光にぴったりです。特に、長島ダムのふれあい館から眺めることができるので、電車が通るタイミングを見計らって訪れると良いでしょう。

アクセスに関しては、車でも訪れることができます。新東名高速道路の島田金谷インターチェンジから国道473号線を経由し、国道362号線を北上するルートです。道中には観光スポットや休憩所も多く、ドライブも楽しめます。

便利な施設とサービス|長島ダムのふれあい館

長島ダム

長島ダムには「ダムの駅ふれあい館」という便利な施設があります。ここでは、ダムに関する情報や歴史を学ぶことができ、展示物も充実しています。特に、ダムカードやダム印の収集ができるのが魅力です。

ふれあい館内には、ダムの模型や写真パネルが展示されており、ダムの仕組みや役割について詳しく知ることができます。また、ダムの建設過程や地域への影響についても学べるので、教育的な価値も高いです。

さらに、ふれあい館にはトイレや休憩スペースも完備されているため、ドライブの途中での休憩にも最適です。自動販売機もあり、小さなお子様連れでも安心して利用できます。ダム見学の合間に、ぜひ立ち寄ってみてください。

接岨湖|長島ダムが形成する美しい人造湖

長島ダム

長島ダムによって形成された接岨湖(せっそこ)は、美しい景観が広がる人造湖です。総貯水容量78,000,000立方メートルの大きさを誇り、四季折々の風景が楽しめます。特に春の新緑や秋の紅葉は見事で、多くの観光客が訪れます。

接岨湖はアウトドア派の方々に人気です。また、湖畔には遊歩道が整備されており、散策やピクニックに最適な場所です。湖畔を歩きながら、自然の中でリラックスするひとときは、心身ともにリフレッシュできるでしょう。

湖の周辺にはキャンプ場や温泉施設もあり、家族連れやグループでの宿泊にも便利です。接岨湖の透明な水と静かな環境は、日常の喧騒から離れてリラックスするのに最適な場所です。

貯砂対策と技術|長島ダムの持続可能性

長島ダム

長島ダムでは、堆砂(たいさ)対策が重要視されています。堆砂とは、ダム湖にたまる土砂のことで、これを適切に管理しないとダムの機能が低下してしまいます。長島ダムでは、日本初のCSG工法(Cemented Sand and Gravel)を採用した貯砂ダムを設置しています。

CSG工法は、河床砂礫や掘削土砂をセメントと混ぜて固める技術で、経済性にも優れています。この工法を用いることで、堆砂の影響を最小限に抑え、ダムの長期的な運用を可能にしています。長島ダムの持続可能性を支える重要な技術です。

また、特殊エジェクターという新しい技術も導入されています。これは、高圧水を利用して堆砂を吸引し、ダム下流に排出する装置です。この技術により、堆砂を効率的に管理し、ダムの機能を維持することができます。

周辺観光スポット|接岨峡温泉や寸又峡温泉

奥大井湖上駅

長島ダム周辺には、魅力的な観光スポットが多数あります。その中でも、接岨峡温泉や寸又峡温泉は特におすすめです。どちらも自然豊かな環境にあり、訪れる人々に癒しとリフレッシュのひとときを提供します。

接岨峡温泉は、長島ダムから車で約15分の場所に位置し、静かな山間にあります。温泉は肌に優しいアルカリ性で、リラックス効果が高いです。温泉旅館や日帰り温泉施設もあり、訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてください。

寸又峡温泉は、さらに奥まった場所にあり、壮大な渓谷美を楽しむことができます。特に、寸又峡の吊り橋「夢の吊り橋」は人気のスポットで、多くの観光客が訪れます。温泉とともに、自然の美しさを堪能できるエリアです。

まとめ|長島ダムの魅力と訪問のすすめ

長島ダム

長島ダムは、その壮大なスケールと多彩な見どころで訪れる人々を魅了します。噴水ショーや水のショー、アプト式電車など、家族連れやカップルにも楽しめる要素が満載です。また、ダムカードやダム印のコレクションも楽しめます。

さらに、接岨湖の美しい景観や周辺の温泉施設など、長島ダム周辺には魅力的な観光スポットがたくさんあります。アクセスも良好で、車でも電車でも訪れやすいのが魅力です。

長島ダムは、自然と技術が融合した素晴らしい観光地です。まだ訪れたことがない方は、一度足を運んで、その魅力を実際に体験してみてください。訪れるたびに新たな発見があり、何度でも楽しめる場所です。

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