初山宝林寺は静岡県浜松市にあるお寺で、湖北五山の一つとなっています。駐車場もあり初詣の時期に行きましたが警備員が駐車場の案内をしてくれていました。湖北五山巡りで奥浜名湖を楽しむのもおすすめです。
初めての方も、再訪の方も、初山宝林寺の魅力を感じていただける記事をお届けします。初山宝林寺は、浜松市にある黄檗宗の寺院で、多くの歴史や文化の宝を持っています。
初山宝林寺の歴史と特徴
初山宝林寺は、江戸時代の初期に創建されました。この寺院は、中国から渡来した独湛禅師と近藤貞用によって開創され、近藤家の菩提寺として知られています。仏殿や方丈は、明の様式を伝える建築物として、国指定重要文化財に指定されています。
また、独湛禅師が中国から持参した金鳴石は、叩くと澄んだ音が響きます。この金鳴石には、商売繁盛や金運上昇のご利益があると言われています。
初山宝林寺の文化財とイベント
境内には、二十四諸天像や達磨大師像などの彫刻や絵画が展示されています。特に11月には、寺が所有する絵画などの有形文化財のご開帳や、市内在住の芸術家の文化振興展が行われる特別展が開催されます。また、ペットのための供養ができる「静安堂」もあります。
初山宝林寺のアクセスと拝観情報
初山宝林寺へのアクセスは、天竜浜名湖鉄道金指駅から徒歩17分の場所に位置しています。拝観料は大人400円、小人200円で、拝観時間は10:00~16:00です。年末以外は無休で、いつでも訪れることができます。
湖北五山とは
湖北五山とは、浜名湖の北部にある、国指定重要文化財を有する5つの寺院のことです。それぞれに歴史や文化、自然の魅力があります。
5つの寺院は、以下の通りです。
- 方広寺(ほうこうじ):臨済宗方広寺派の大本山で、後醍醐天皇の皇子によって開創されました。五百羅漢や釈迦三尊像などが見所です。
- 龍潭寺(りょうたんじ):行基菩薩によって開創された古刹で、井伊家の菩提寺でもあります。小堀遠州作の庭園や左甚五郎作の龍の彫刻などが有名です。
- 大福寺(だいふくじ):名僧教待上人が開創した寺で、瑠璃山年録残編などの国指定重要文化財を有します。日本の浜納豆の元祖といわれる大福寺納豆も知られています。
- 宝林寺(ほうりんじ):明国の僧・独湛禅師によって開創された黄檗宗の寺院で、中国明朝風の建築様式が特徴です。金鳴石という金運成就の石もあります。
- 摩訶耶寺(まかやじ):奈良時代開基の真言宗の古寺で、京都の西芳寺と並ぶ中世庭園や木造千手観音像などが見所です。
まとめ
初山宝林寺は、歴史や文化、自然の魅力を持つ寺院として、多くの人々に親しまれています。この記事を読んで、ぜひ一度、初山宝林寺を訪れてみてください。