はままつフラワーパークは、春から冬まで四季折々の花や植物を楽しむことのできる施設です。桜の季節にはソメイヨシノや八重桜が咲き誇り、見頃の時期にはライトアップも行われます。冬には100万球のイルミネーションやクリスマスコンサート、水と光の噴水ショーなどで、家族やグループ、カップルの来園者を楽しませてくれます。
また園内を走る汽車の様な観覧乗物のフラワートレインで広い園内を楽しく回ることが出来ます。奥の子供広場では数多くはありませんが子供たちが楽しめる小さな遊園地のようになっていて子供たちは楽しそうに遊んでいました。浜松市動物園と隣接しており共通入場券を購入することで行き来をすることが出来ます。花や植物、子供広場で楽しんだあとは、動物園に遊びに行くのもおすすめです。
浜松市街からの方は、東名高速道路のスマートインターチェンジに舘山寺が開通しましたのでアクセスもしやすくなったと思います。是非はままつフラワーパークに訪れてみて下さい。
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静岡県に約40年間在住し、毎週末時間が許す限り子供と遊びに行き続けた管理人が、静岡県の遊べる公園や体験施設などを実際に行った体験談や写真・動画を通じて、魅力をお届けするサイトとなっています。是非他の記事もご覧ください。
はままつフラワーパークは「植物園」
静岡県浜松市西区にある、はままつフラワーパークは「四季折々の花々が織り成す憩いのガーデン」がコンセプトの植物園です。そのコンセプトの通り、季節に応じて様々な花や植物がはままつフラワーパークを彩ります。
春には、桜(ソメイヨシノ・八重桜など)やチューリップが咲き誇る世界一美しい「桜とチューリップの庭園」では桜の見ごろの時期には夜桜ライトアップが行われたりとお花見を楽しむことができます。またはままつフラワーパークで生まれた桜もあり、見どころの一つになっています。
季節ごとに趣向を凝らした展示を行うクリスタルパレスという大温室の中は、名前のように宮殿を思わせる建物となっています。花や植物と建築物の調和も楽しみながら、冬には光の装飾と大きなクリスマスツリーで迎えてくれます。
園の真ん中には音と噴水ショーを楽しむことができたり、子供が遊べる小さな遊園地があったりとボリュームがあり家族、友人、カップルで遊びに行けるスポットだと思います。
植物園とお伝えしましたが、花や植物だけでなく、様々な見所や四季を感じることのできる魅力的な施設となっています。
入園料金と駐車場代
未就学児は入園料無料となっています。
園内の200円お買い物券は園内の買い物や食事のほかにフラワートレインでも利用が出来ます。(おつりは出ません)
モザイカルチャーの魅力を浜松から発信
入り口から少し進むと可愛いモザイカルチャーがお出迎えをしてくれます。浜松市でははままつフラワーパークと浜名湖ガーデンパークがモザイカルチャーを楽しめる公園・施設として知られています。
モザイカルチャーという言葉は、植物を使った芸術的な園芸技術を指します。モザイカルチャーでは、草木や花、果物などを使って、様々な形やデザインを作り上げたりします。このような植物を使った芸術的な作品は、庭園や公園、建物やステージなどでよく見られ、見る人々を魅了します。植物を使った景観デザインや、植物を使った芸術作品をモザイカルチャーとして展示し私たちを楽しませてくれます。
モザイカルチャーで作られる作品は、季節やテーマに合わせてデザインされることが多く、自然界の様々な風景やモチーフを再現したり、架空の世界を表現することもできます。
このように、モザイカルチャーは、自然と芸術を融合させた、魅力的な技術であると言えます。植物を使ったデザインを作ることによって、自然と人工が融合した美しい景観を作り出すことができるため、芸術的な面だけでなく、環境や地域の振興にも貢献することが期待されます。
浜松市は日本のモザイカルチャー発祥の地として園芸技術や園芸文化を発信しています。そんなモザイカルチャーを楽しめるのも、はままつフラワーパークの魅力の一つです。
浜名湖花フェスタのメイン会場
「日本の春は浜名湖から」をキャッチフレーズに、毎年訪れた方々に美しい春をお届けする浜名湖花フェスタを開催しています。そのメイン会場となっているのが浜名湖ガーデンパークとはままつフラワーパークになっています。
はままつフラワーパークは世界一美しい「桜とチューリップの庭園」と呼ばれる時期の3月下旬から4月中旬ごろはとても美しく圧巻です。はままつフラワーパークの芝生エリアは立ち入り自由なので桜並木とチューリップ畑の近くの芝生でゆっくりと時間を過ごすのもおすすめです。
また梅から始まる花たちが次々と見頃を迎えることで、とても美しく綺麗で華やかな「花のリレー」を楽しむことが出来ます。はままつフラワーパークでも同様に3月ごろから6月ごろまで、華やかな「花のリレー」を満喫することができます。
はままつフラワーパークには日本庭園がモチーフの様なエリアがあります。日本庭園とは明記されていなかったと思いますが、私は勝手に日本庭園エリアと呼んでいるのでご理解頂けたら幸いです。
立派な松があったり、池があったりと雰囲気が抜群によく、先ほどのチューリップ畑や桜並木の芝生エリアやこの日本庭園風のエリアの芝生などでピクニックをしたりとゆっくりとした時間を過ごすのも贅沢な楽しみ方だと思います。
お弁当をもってお出掛けしてみるのもおすすめです。
近くに餌の自動販売機があり、そちらで購入して池の鯉に餌をあげることが出来ます。
橋の上から餌をあげるとたくさんの鯉が寄ってきて餌の取り合いが始まります。子供たちは楽しそうに餌をあげていました。写真では同じような色の鯉に見えますが、他にも色々な鯉がいました。
大温室クリスタルパレスは別世界
はままつフラワーパークには大きな温室エリアがあります。クリスタルパレスという名前の大きな建物で、建物の中はまるで宮殿のよう。綺麗に飾られた花々や映画のワンシーンの様な温室カフェなど魅力あふれる大温室となっています。
階段を上ると建物内の展示を上から見ることができます。また階段の正面から見ると雰囲気がとてもよく、子供たちが上から降りてくるところを何枚も写真に撮りました。
温室内に響く水の音もとても心地よく、はままつフラワーパークで好きな空間です。
クリスマスや夜桜ライトアップなど、イベント時には雰囲気が変わり、ロマンチックな空間となります。上の写真は冬のイルミネーションの時の写真になります。
夕方前にクリスマスコンサートが開催されていました。人気なイベントで席も早く埋まってしまっていましたのでコンサートを聴きたい方は日時を調べ、時間に余裕をもっていくことをおすすめします。
奥に行くとさらに温室が広がっています。奥の温室にはヤシの木?があったり、たくさんのグッピーが泳いでいたりとこちらも見所満載です。
バナナの木もありました。まだまだ緑色で食べられないね、と子供たちと盛り上がりました。
大温室を道なりに進んでいくと、最後は多肉植物やサボテンのエリアになります。多肉植物は人気があるので、見ていて楽しかったです。エアプランツのお洒落な飾りつけもあり、参考にしたいと思える展示です。
こども広場(小さな遊園地)
はままつフラワーパークにはこども広場という小さな遊園地があります。列車に乗ったり、観覧車や車の乗り物など、小さい子供が楽しめる乗り物があります。
小学生くらいの子供には少し物足りないかもしれませんが、未就学児のお子さんには楽しめる施設になっているかと思います。
定置式の乗り物はいくつかあります。うちの子も小さい時大好きでよく「乗りたい、乗りたい」と言っていました。懐かしく思えてきます。
奥にはD51型の蒸気機関車の展示があり、こどもたちより私のテンションが上がってしまいます。運転席に座ったりできるので記念写真を撮ったりと楽しめました。
D51の蒸気機関車の保存車両は全国で178台となっています。そのうちの1台がはままつフラワーパークにあります。デゴイチの愛称で親しまれ日本で最も活躍した蒸気機関車だと思います。そのD51に会えるはままつフラワーパークに是非遊びに行きましょう。
園内観覧乗物フラワートレインで一周15分の旅
園内の観覧乗物のフラワートレインについてです。
このフラワートレインははままつフラワーパーク内を走っている乗り物で、1乗車大人100円、3歳以上中学生以下は50円となっていて、園内お買い物券でも利用できる乗り物です。
正面ゲート前で降りるシステムになっているので、正面ゲートから乗ることで園内を一周することが出来ます。停車場がいくつかあるので目的地のそばで降りることで広い園内を移動することが出来ます。また途中で疲れてしまっても正面ゲートまで帰ってこれる、という利用の仕方もおすすめです。
利用者が多い場合は場所を選ぶことが出来ないかもしれませんが、フラワートレインから見る景色も歩いて見る景色と違うような気がします。
フラワートレインのもう一つの魅力は、運転手さんによる丁寧な園内アナウンスにあると思います。今の見所やこれからの予定や情報など解説しながら園内を移動していきます。次回は何月にまた来よう!と思わせてくれる運転手さんのアナウンスはさすがです。いつもありがとうございます。
3つの停留所があり、目的地で降りるも良し、一度正面ゲートに戻るも良し!または園内を散策し、帰るときに利用して正面ゲートまで戻るもいいと思います。とても素敵な時間になること間違いないので是非はままつフラワーパークに訪れた際は利用してみて下さい。
フラワーパークの水と音楽の噴水ショー
はままつフラワーパークの園内の真ん中に噴水ショーを行う噴水池があります。園内で最も目立つ場所にあり30分ごとに音楽に合わせて噴水ショーが行われます。
この噴水池の周りにある三角花壇では季節によって変わります。夏と冬は三角花壇となっていますが、春と秋は子供に人気のキャラクターが花で描かれます。春と秋では使われている花が違うので、絵柄は同じでも花や色の違いを楽しむことができます。
上記の噴水池にて噴水ショーが行われます。とても大きい噴水池となりますので迫力のある噴水ショーを見ることができます。近くで見るのも良し、上から見るのも素敵です。
またイルミネーションの時期は雰囲気がとてもロマンチックで最高です。イルミネーションについては次の項目で紹介したいと思います。
音楽と噴水のショーについての動画は今後YouTubeにアップしていきたいと思いますので、今しばらくお待ちください。
フラワー・イルミネーション(冬・夜間)
2022年11月23日からスタートしたフラワー・イルミネーションの様子になります。上記の写真は光と音楽と水の噴水ショーになります。とても綺麗で100万球のイルミネーションがはままつフラワーパークを彩ります。
17時からの点灯で17時半くらいには日の光も落ち、綺麗なイルミネーションを見ることが出来ました。18時には駐車場が満車となっていましたので、落ち着いてみたい方や子供連れの方は点灯前から園内にいることをおすすめします。
フジの花が咲くトンネルも冬の時期には光のトンネルへと変わります。様々な色のライトで飾られたトンネルに子供達も大興奮でした。
大温室クリスタルパレスでは、大きなクリスマスツリーがライトアップされています。とても綺麗な装飾と存在感のあるツリー、宮殿の様な建物内の雰囲気などが合わさって非日常な気分を味わうことができました。
孔雀をモチーフにした光の装飾です。遠目からでもわかるくらいの存在感を出していました。
はままつフラワーパークのイルミネーションは小さいお子さんの初めてのイルミネーションにおすすめです。混雑はしますが道幅も広くしっかりとスペースを取り歩いて回ることが出来ました。ライトアップされた噴水ショーも、噴水池がかなり下の方に位置するので、様々な場所から見ることができます。
小さいお子さんを初めてイルミネーションに連れていくのであれば、はままつフラワーパークのフラワー・イルミネーションがおすすめです。
カフェやレストラン
はままつフラワーパークにはカフェが2か所、レストランが1か所あります。
カフェは入り口からモザイカルチャーのある場所に向かう途中にカフェハミングRusomaCafe、もう一つは大温室内にある温室カフェGREENROSEです。
カフェハミングRusomaCafeではクリームチーズサンドやフルーツサンド、かき氷などを楽しむことができ、GREENROSEでは特性のローズソフトを味わうことができます。
またレストランの花の散歩道では食事を楽しむことができます。私の夏の時期のおすすめは冷やしラーメンです。暑い中歩いたり園内を楽しんだ後に食べる冷やしラーメンが最高に美味しかったです。
余談ですが、はままつフラワーパークで冷やしラーメンを食べてから、家でも冷やしラーメンを作って食べるようになりました。
まとめ
ボリュームが多く、長くなってしまいましたがはままつフラワーパークは見所満載の憩いのガーデンです。四季折々の花々、植物を楽しむことができ、期間限定で夜のライトアップもロマンチックで最高です。
こどもが遊べる小さな遊園地もありますし、お弁当を持って遊びに来るのもいいと思います。もしお弁当を持ってこなくても、夏であればレストランで私おすすめの冷やしラーメンを食べることができます。もちろん他にもたくさんのメニューがあります。
園内には観覧乗物が走っており、広い園内を案内してもらいながら見ることもできます。また、はままつフラワーパークでは車いすの貸し出しや、シニアカー、さらにはフララという介護者も一緒に載ることが出来る園内移動の専用車の貸し出しも行っています。
こういった配慮が本当にありがたいです。私の祖母も足が悪いので、利用して一緒に園内を回ってみたいと思います。
是非家族やカップル、お友達と行ってみて下さい。最後までご覧頂きありがとうございました。